青春のドラマ

ふとしたきっかけから「ふぞろいの林檎たち」のDVDを観た。

自分にとって「青春のドラマ」というものがあるとすれば、これがそれだ。

大学時代か就職してすぐの頃に熱心にTV放送を見た記憶があるのだが、Wikipediaで確認したところ、1983年の放送らしい。ちょうど私が20歳の時だ。

「肩書きや(大学・会社の)ブランドに頼らず、自分として勝負する」という登場人物の主張に共感したのを覚えている。だから、このドラマが好きだった。

20数年ぶりに観て。
懐かしさも勿論あるが、「こんなにエッチだったんだ」と驚いた。特に最初の方(視聴者をつかむためだろうか)。
そして、手塚理美ってこんなに可愛かったんだ、とこれまた驚いた(笑)。
そんな驚きは別にしても見る価値のあるいいドラマだと思う。

今回Wikipediaで調べてみて、続編が「Ⅱ」~「Ⅳ」まであることを知った。「Ⅱ」は間違いなく見たのだが、それ以降は記憶にない。たぶんそれほどの作品ではなかったんだろう。

「Ⅱ」はレンタル店にあったので、暇ができたら借りて来ようと思う。

とにかく最近忙しい。

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夏の思い出

息子はとにかくマンガが好き。
朝起きれば顔を洗う前にマンガを開き、夜も電気を消す直前までマンガの本から目を離さない。
休みの日などは、大袈裟じゃなく8時間くらいマンガを読んでいる(^_^;)
そんな息子の愛読誌は「コロコロ」。
この夏、その愛読誌主催の「コロツアー」なるイベント(全国縦断キャラバン)があった。
郡山も会場になっており、息子も参加、非常に楽しんできたようだ。

そして、先日。
何気なく「コロコロ」のサイトを見ていたら……

何と息子の写真が!!

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右端一番手前の赤いシャツが息子。

見つけたときはビックリして家族で大騒ぎ(^_^)
小学校初めての夏休みのいい思い出になった。

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本ができた!

このブログを本にした。
利用したのはブログ出版局(http://print.css.jp/)。

表紙はこんな感じ。本の大きさがわかるように敢えて私の手も入れてみた(笑)。

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もう少し落ち着いた感じのほうがよかったな。そのへんの反省は次回に生かそう。

中身はこんな感じ。

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写真がモノクロになってしまったのは残念だが(カラーにすると値段が4倍になってしまう)、見た感じも悪くないし、実際読みやすい。
中身については満足。もう少し表紙(カバー)に高級感があれば文句なしである。

さて、値段だが1冊2500円程度でできた。これを安いと思うか高いと思うかは個人の価値観の問題だが、私は安いと思った。それで、10冊も作ってしまった(笑)。

今回ブログを本にした最大の理由は、息子に読ませたいと思ったからだ。まだ幼稚園だから、実際に息子が手にするのは10年以上先だろう。息子用の1冊はそれまで大事に保管しておきたい。
そして、それを読んで、父親がどんな人間だったのか、どんなふうに自分が愛されていたのか、を知って欲しいと思う。できるなら息子が成人するまで生きていて、私の生き様を見せたり、一緒に酒でも飲みながら語り合ったりしたい。が、それまで生きていられる保証はない。だから、その時はこの本から「父親」を読み取って欲しい、そう思っている。

残りの9冊について。
1冊は自分用。自分の日記・記録として時々読み返したい。
1冊は、「心の師」として尊敬している先輩に贈る予定。
残りは知人に配りたいと思う。誰にするかはこれから検討。迷惑な贈り物と思われないといいけど(笑)。

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今年のお正月

■元日
特にすることもなく……子供にせがまれてゴルフの練習に連れていく。
500円で60球を購入し、子供と半分ずつ打つ。
子供用のクラブを買い与えてあるのだが、まだ重さに負けてしまっていて、とても「スイング」と呼べるレベルのものではない。でも、こうして一緒に練習場には来られるくらいになったんだな、と思う。いずれは一緒にコースに出たい。それが一番の夢かもしれない。

■2日
午前中は仲人さん宅へご年始の挨拶に。
夕方から妻の実家に。大いに飲んだ。

■3日
開成山大神宮へ初詣に行く。
何年かぶりにおみくじを引く。「末吉」だった。
ずっとおみくじを避けてきたのは、かつて「凶」を引いてさすがに嫌な気持ちになったこともあるだろうが、そもそもが無神論者だから。タダならともかく、お金を払うのは馬鹿らしいと感じていた。
それを今年引いてみたのは、「迷い」があるから。どうしていいかわからない。それで……。
「末吉」か……じっくり待ってみるか。

■4日
夜中から気持ちが悪い。胃がむかむかする。
明け方には、胃がわしづかみされたような感覚があって、とうとう吐いてしまった。
吐く、なんて久しぶり。20代半ばに飲み過ぎて吐いた記憶があるが、それ以来だろう。
感染性胃腸炎かなと思いながら、病院へ。一度吐いたら吐き気は治まってしまったし、軽い下痢がある程度で発熱もないためか、胃薬をもらって帰る。病名は言われなかった。
夜には熱が38.5度まで上がるが、他にはこれといった症状なし。

■5日
熱も下がり、身体的にはほぼ問題なし。ただ、食欲がない。
大事を取って布団に入っていたが、さすがに暇なので読書をする。
『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』(佐藤幹夫)……村上作品が三島を下敷きにして書かれているという発想に脱帽。こじつけとしか思われないところもあるが、筆者の挑戦意欲は認めたい。
『八月の路上に捨てる』(伊藤たかみ)……この手の小説がわからない。最近わからなくなったのか、以前からわからなかったのか…。これって芥川賞貰うほどの作品なの?

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最後の発表会

 12月2日(土)は子どもの幼稚園の発表会だった。

 幼稚園の発表会はこれが最後になる。
 時期的に心配なのは風邪。実際、年少さんの時は高熱で参加できなかった。
 今年も直前に風邪を引いたが、何とか参加することができ、「最後の勇姿」を見られるとホッとした。
 だが、一番ホッとしているのは親ではなくて先生だろう。風邪で休んだとき、心配して電話をかけてきてくれた。場合によっては急遽代役を……と考えていたのかもしれない。心配かけてごめんなさい。

 10時開会だが、場所取りもあるので(笑)9時過ぎには到着した。

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 「いりぐち→」の矢印に従って園内へ。

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 プログラム。
 うちの子が出演するのは「5.からすのパンやさん」。
 年少さん、年中さん、年長さんの順番だ。

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 うちの子はナレーション担当。他の女の子2人と順番に話す。
 はっきりした声で、失敗もなく見事に役割を果たしていた。こんなに上手にできるのか、と我が子ながら感動してしまった。

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 ナレーション以外にも、消防士役で出演。

 他にも年長さん全員による楽器演奏と合唱にも出場。上手かどうかはわからないが、特に支障なくこなしていたようだ。写真を撮るのに忙しくて、よく見ていられなかった(苦笑)。

 1年前と比較しても、成長を感じた。家だとふざけてばっかりなのだが、真面目にやればたいしたものだな、と感心した。

 翌日はおもちゃ屋へ。クリスマスにサンタさんにお願いするものを決めに行った。我が家では、子どもが欲しいものを父親がサンタにメールで知らせることになっている(笑)。
 「サンタさんて本当にいるの?」「どこから入ってくるの?」とその存在を疑い始めている様子もあるが、「間違えないように携帯で写真撮って送ってよ」というところをみると、まだ信じているようだ。
 子どものリクエストは写真に撮った。次の日曜日にでも買いに行こう。
 そして、買った後は、「もうサンタさんにメールしたから、違うのにできないよ」と子どもにクギを刺しておく(笑)。
 このクリスマス前の光景もあと何回繰り返されるのだろうか?

 (2006/12/05)

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秋の小学校

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 11月にもなると、もう晩秋の気配が漂う。
 ただ、今年は随分と暖かい。日中は、ちょっとやせ我慢すれば半袖でも街を歩けそうな日も多い。やせ我慢をする理由がないのでやらないが。

 休日は、家族で昼食を食べに出かけ、夕方子供と散歩に行く、というパターンが多い。
 以前も書いたが、散歩の行き先は、私がかつて卒業し、来春子供が入学する小学校だ。
 散歩と言っても、最近は自転車で行くことが多い。子供は手が小さくてブレーキが上手くかけられないため、止まることに不安はあるが、それ以外は上手に乗りこなしている。

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 もっと小さかった頃のお気に入りは滑り台だったが、いつ頃からか見向きもしなくなった。
 今はブランコがお気に入りのようだ。
 と言っても、たいして激しく揺らすわけでもない。うちの子はよく言えば慎重、悪く言えば臆病だ。

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 小学校に隣接して池がある(考えてみれば危険だが)。いつの間にか白鳥がくるようになったようだ。1羽だけだが、優雅に泳いでいた。

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 校庭の隅にある日時計。
 子供に尋ねられて、見方を教えてやったが、足し算引き算をしないといけないので、チンプンカンプンだっただろうな。私だってこんな面倒なものを使う気はない(笑)。
 でも、男の子の好奇心をくすぐるデザインではある。

 4月の入学式は、仕事を休んででも出る予定。
 年度初めで、始業式や学年集会と重なる可能性もあるが、1人きりの子供だから、1回しか経験できるチャンスはない。仕事の方は許してもらおう(^^;)

 (2006/11/13)

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醍醐味

 先日、日光江戸村へ行った。
 そこで上演されていた「遠山の金さん」の劇中に「『醍醐味』の『醍醐』はチーズのこと」という台詞があった。
 その時は、へぇ、ひとつ利口になったと思って聞いたのだが。

 帰宅後、念のためネットで調べてみた。知ったかぶりをして恥をかきたくない。

「『醍醐』とは牛や羊の乳を精製した濃厚で甘みのある液汁をいう」

 液汁だから、チーズとは似て非なるものなのかな? それを固形化したのがチーズということなのだろうか。よくわからない。バター、と書いてあるサイトもあったし。

 そう言えば、大学の先輩に、何かの機会に「ダイミゴ」って言った人がいたなぁ。
 ちょっと怖い人だったから、どう反応していいのかわからず、やり過ごしてしまったが。
 ひょっとして受け狙いでわざと間違ったのか? いや、そんなわけないよな。

 「物議」を「モノギ」と言った国語の先生もいた。
 職員会議中の発言で、何度もその言葉が出たのだが、他の先生方は気にしている様子もなかった。
 さすが大人だ。いや、もしかして聞いてなかった(笑)。

 かく言う私もそんな間違いを数限りなく繰り返しているんだろうな。
 指摘して欲しい気もするが、実際そうされたら恥ずかしいだろう。

 言ってやるのが思いやりなのか。気づかないふりをするのが思いやりなのか。

 私としては言ってもらいたいが。でも、人には言えないな。

 (2006/10/29)

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ちょっと早い紅葉狩り

 10月22日(日)、紅葉狩りに出かけた。
 快晴で絶好の行楽日和だったのはよかったのだが、そのおかげで大勢の人で混み合ってもいたし、渋滞もあった。

 残念ながら、紅葉にはまだ早かった。
 下の写真は渋滞のクルマから撮ったものだが、この程度の色づき方だった。

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 さて、行った場所は福島県南会津郡下郷村。
 塔のへつりを見て、大内宿へ向かうという典型的な観光コースである。

 この地を訪れるのはおそらく15年振りくらいになる。

 最初は職場の先輩に連れてきてもらったのだった。
 それともう一度、ドライブに来た記憶がある。
 誰とだったか、相手が定かではない。
 研修で知り合った友人とだったか。
 その頃付き合っていた女性とであったか。
 その友人は今では年賀状だけの関係になってしまった。
 あの女性がどうしているかは全くわからない。

 塔のへつり。

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 吊り橋を渡ったのだが、人が多いせいかすごい揺れようで、怖かった。

 塔のへつり駅。
 以前は存在さえ気づかなかった。
 こんな駅から乗り降りするのも楽しそうだ。
 グループで騒ぎながらでなく、一人静かに降り立つ駅だろう。

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 大内宿では、TVでもたびたび紹介されている「ねぎ一本そば」を食べた。
 これが目的で訪れたのだ。

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 ねぎですくって食べる。そして、薬味が欲しくなったらねぎをかじる。
 味をどうこう言えるほどのそば通ではないので、コメントは控える。

 紅葉には早かったが、とてもいい場所だと思った。
 山深い、あるいは自然の懐に抱かれている……そんな表現がピッタリの土地である。
 渓谷の風景も美しい。
 また訪れてみたいな。カメラを片手に一人でのんびりと。

 (2006/10/26)

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人生にも滝があり、秋が来る

 秋晴れの休日。
 須賀川市の乙字ヶ滝へ行った。

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 家からはほんの数キロ。小学校の遠足でも行ったし、中学・高校時代は幾度となく自転車で訪れた。馴染みの場所である。

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 それほどの落差のある滝ではない。
 だから、豪快さに感動するようなことはない。と言うより、期待して訪れると「えっ、これだけ?」とがっかりすることになる。

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 それでも、松尾芭蕉が「おくのほそ道」行脚で訪れた地ということで、芭蕉と曽良の石像が建てられている。

 ちなみに芭蕉が詠んだ句。

五月雨の滝降りうづむ水(み)かさ哉

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 細い舗装路を子供と並び歩いてクルマへ戻る。
 子供の軽快な足取りと、落ち葉を踏む音に妙に調和する私の足取りに、「人生の春と秋」を思った。
 私の「夏」はとうに終わった。が、いくらなんでも「冬」にはなっていまい。「初秋」くらいに思いたいのだが……。

 芭蕉翁の尊顔を拝見したので、私も拙句を作ってみた。

我が生に幾滝(いくたき)ありき 秋になる

枯れたって叫びたいだろ落ち葉踏む

 (2006/10/22)

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ある夜のお話(やぎさんゆうびん)

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 今日は天気がよくて気持ちのいい一日だったね。幼稚園ではいっぱい遊んだかい?
 今夜はヤギの話をするね。ヤギと手紙の話だ。手紙を貰ったことはある? そう、幼稚園の先生から年賀状が来たのか。よかったね。手紙が来るとうれしいだろ? もっと貰いたかったらお前からも書かないといけないよ。早く字を書けるようになろうね。
 じゃ、始めるよ。

 むかしむかし、ある国に黒ヤギさんと白ヤギさんが住んでいた。
 その国にはヤギはその二匹しかいなかった。
 その国にはもともとヤギは一匹もいなかったんだ。それをあるとき、どこかの国が「友好の証」として贈ってくれたわけだ。パンダなんかと比べるとずいぶん安い贈り物だったけど、とにかくヤギさんたちはそうやってその国に来たわけさ。

 さて、二匹はその国の両端に住むことになった。
 その国はそんなに大きな国ではなかった。何しろヤギがいないくらいだからね。むしろ小さな国と言った方が正確かな。それでも「国」であるからにはかなり広いわけだよ。とてもヤギの足で歩いて渡ることなんかできない。
 つまり白ヤギさんと黒ヤギさんは二度と会うことはできなくなってしまったんだ。

 離ればなれになったヤギさんたちがどうしたかというとね、「文通」を始めたんだ。「文通」って知ってるかな? 手紙を送ったり貰ったりすることだね。
 つまり、会えなくなったヤギさんたちは、手紙でお話することにしたわけだ。
 他にお友だちを作ればいいのにって? う~ん、その国にはヤギはいないからね、無理だったわけさ。それに、他の動物たちと仲良くするってのも難しいしね。

 そんなわけで、他に友達もいないヤギさんたちは手紙を毎日書いた。うん、毎日だよ。なにしろ、ヤギってのは草を食べる以外にやることもないからね。時間はたっぷりあったわけさ。
 朝ごはんを食べる。相手から手紙が届く。読む。お昼を食べる。昼寝する。それから、夕ごはんまでが手紙の時間だ。話し相手は誰もいなかったから、心に浮かんだことをすべて文章にして相手に伝えようとした。そして、書き終えると手紙をポストに入れて、夕ごはんを食べて寝る。それがヤギたちの一日だ。

 予想がつくと思うけど、そんな変わり映えのしない毎日が続くわけだから、そのうち手紙に書くことがなくなってしまったんだ。
 どのくらいしてからかって? う~ん、二年くらいかな。二年も続いた方が不思議かもしれないけど、ヤギはまた人間とは別の感性を持ってるから、それほど特別のことじゃないのかもしれない。人間には不思議だけど、他の動物には不思議でもなんでもない……そんなことは世界にたくさんあるんだよ。
 とにかく、二年経って白ヤギさんと黒ヤギさんは最大のピンチを迎えた。手紙を書こうにも何も話題がない。目に入る風景も、心に浮かぶ景色も、もうすべて書いてしまっていた。それも、何回もね。

 そこで、ヤギさんたちはどうしたと思う?

 不思議なことが起こったんだ。まぁ、人間から見れば不思議ってことで、ヤギには当たり前のことなのかもしれないんだけどね。
 二匹は、相手からの手紙を読まないで食べてしまったんだよ。そして、返事を書いた、「さっきの手紙のご用事なあに?」って。
 それが同時に起こった。テレパシーみたいなものがヤギにはあるのかもしれないね。
 白ヤギさんからの手紙を黒ヤギさんが見もしないで食べる。そして「ご用事なあに?」って手紙を書く。次に白ヤギさんがそれを食べ、また「ご用事なあに?」の手紙を書く。今度はそれを黒ヤギさんが……ってことがずっと続いた。これなら話題が何もなくても手紙を書くことができる。ヤギって頭がいいのかもしれないね。
 こうして、二匹の文通はずっと続いたんだ。

 何年かが過ぎて……白ヤギさんは死んでしまった。老衰、えっと、おじいさんになって死んでしまったんだ。
 白ヤギさんが死んだ日、王様は国民を前にこう言った。
「今日は悲しい日です。いや、悲しむよりも、今まで愛らしい姿を我々に見せてくれたことに感謝すべきかもしれません。遠い国からたった一匹でこの国へやってきて、ずっとひとりぼっちでしたが、きっと今ごろは天国で友だちと楽しく遊んでいることでしょう。ただ、この国からヤギがいなくなってしまったのは寂しい限りです。」

 わかるかな? その国には白ヤギさんしかいなかったんだよ。ヤギは一匹しかいなかった。黒ヤギさんがいたことなんて一度もなかったんだ。

 じゃあ、白ヤギさんは誰と文通してたんだろうね? もう白ヤギさんは死んでしまったから本当のことはわからないんだけど、お前はどう思う? ヤギにごはんをあげてた人? そうかもしれないね。

 でも、お父さんは、白ヤギさんは自分で自分に手紙を書いてたんじゃないかと思うんだ。……ヘンかな? でもね、人間にもそうしたくなるときがあるんだよ。お前にはまだわからないだろうけどさ。

 さあ、眠ろうか。明日も晴れるといいね。

 (2006/09/12)

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